インド占星術の読み方では、月は乙女座で満月を迎えます。

月のナクシャトラはハスタで月の支配。目的意識を持ち、今あるものをより良い状態へ向かわせる意識をもたらします。

向かい合う太陽のナクシャトラはレーヴァティ。27ある最後のナクシャトラで、跳躍の象徴を持ちます。

理想としているものや目標となっているもの、またこれからの方向性について、頭ひとつ抜けるタイミング。生まれたて、といったイメージです。牡羊座にはRaがあるので、もしくは、逆転現象が起きてスタートする人もいるかもしれません。いずれにせよ、状況に光が差し「生まれたて」の状況を迎えやすくなります。

今回の満月では水星が密かに影響を及ぼしていて、その水星は牡羊座にあることからさらに「生まれたて」という象徴が強まります。

この水星は4/21に牡羊座内で逆行し始めます。「生まれたて」の感覚、その感覚は水星が関係しているので、少しずつ始まりが見えてきたことに関する「情報」や「自分に繋げる」「自分に馴染ませる」感覚としてやってきそうです。

「生まれたて」はさまざまな矛盾を孕んでいる状態です。さっきまで違う感じだったのに、今はまるで違うものが始まっている。

ようやくスタートできた、と感じる人もいるでしょう。水星と星座交換している火星は、長らく固定星座である牡牛座からようやく抜けて双子座に移動したことから、軽やかになっています。

ただ、火星は水星のお部屋(双子座)にあるため、その水星が生まれたての牡羊座にあることで、またアシュビニー(ナクシャトラ)にあることで、相反するものの中で燻っている状態です。

相反するものの中にあるので、どちらか片方に火星や水星が偏っていると、バランスを取りづらくなります。それは生まれたての赤ちゃんがよちよちハイハイしている状態にも似ていて、今の私たちは一歩一歩前に進みながら成長しているようなもの。

太陽の高揚シーズン(積極的に行動できやすいタイミング)が4月下旬に控えているのと、また同時に水星が逆行するので、一歩進んでは一歩下がる、といった流れになりそうです。

その相反する動きの光を映し出すのが、乙女座の月。

調整し、自己浄化させ、自分のリズムを見つけ出します。

 

 

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